地震火山減災科学

霧島・新燃岳2011年噴火の調査風景（画像をクリックで画像のみを表示）

地元防災担当者との合同調査登山（雲仙岳・平成新山）（画像をクリックで画像のみを表示）

研究分野の概要

名称	地震火山減災科学
教員	教授 松島 健（寄附講座教員） 准教授 相澤 広記（兼）
研究内容	地震・火山噴火災害の発災ポテンシャルを評価し，災害の軽減化（減災）に役立てる研究
キーワード	地震, 火山噴火, 災害, 減災
Webサイト	http://www.sevo.kyushu-u.ac.jp/

研究の対象

日本では毎年のように大きな地震や火山噴火が発生していますが、それらを事前に予知して災害を完全に防ぐこと（防災）は現在の科学のレベルにおいてはまだ難しく、あらゆる確度から災害を仮定し、それが実際に発生した場合にいかに災害を軽減する（減災）対策がとれるのかを想定する研究が重要です。

この研究グループの目的は、主に地球物理観測に基づいて地震火山噴火の潜在的な発生ポテンシャルを評価する理学的な研究を行い、その成果を地域社会に正確かつ分かりやすく伝える事です。

具体的には、理学研究院附属地震火山観測研究センターと協力して、同センターの既存データを活用しつつ地震、地殻変動、電磁気観測等を行い、大規模噴火災害をもたらす可能性があるカルデラ火山などを中心に、主に九州地域の地殻深部構造の解明に取り組みます。

研究成果は、地元自治体の防災委員会や火山防災協議会などを通じて地域防災計画に役立てます。