気象学・気候力学

衛星から見た台風とその眼(画像をクリックで画像のみを表示)

2003年7月19日・福岡豪雨において梅雨前線上で発達したメソ対流系の3次元画像(市丸裕美子さん修士論文より)(画像をクリックで画像のみを表示)

冬季に発達した積乱雲(1996年11月19日撮影)(画像をクリックで画像のみを表示)


研究分野の概要

名称 気象学・気候力学
教員 教授 川村 隆一
助教 川野 哲也
研究内容 シビアストームや台風などの大気現象の解明および異常気象・気候変動のメカニズムの研究
キーワード 雲物理、竜巻、局地豪雨、低気圧、モンスーン、大気海洋相互作用
Webサイト http://fujin.geo.kyushu-u.ac.jp/tropo-labo/ja/labo.html

研究の対象

私たちの日常の会話には天気、気象の話がよく出てきます。気象というのはそれほど親しみのある現象であると言えます。しかし、親しみがあるとはいっても、まだまだわかっていないことがたくさんあります。

そのひとつは、豪雨、竜巻など比較的規模の小さな現象です。現象が小さく、かついつ起こるか予測がつかないので、観測しにくく、その実態がいまだに十分明らかになっていないのです。これらは大きな災害をもたらすという点でも、一刻も早いメカニズムの解明が待たれています。私たちの研究分野では、雲や降水そのもの、雲の集団と大気の運動の相互作用、小さい規模とより大きい規模(前線など)の現象間の相互作用といった基本的な過程を理解するところから、これらのメカニズムに迫ろうとしています。

地球的規模の現象でも、長期の天気予報は実用化されていないように、10日以上の時間に渡る変動(長周期変動)や、気候変動についてはよくわかっていません。長周期変動はいわゆる異常気象と密接に関係しており、大気内部と外部にともに原因が求められる興味ある変動です。気候変動は、いま問題になっている温室効果ガスの増加だけでなく、火山などから放出された微粒子も関与し、さらに海洋や雪氷との相互作用など、複雑な絡み合いのなかにあります。ともに、膨大なデータを的確に解析し、現象自体を明らかにしていくとともに、そこから仮説を立ててじっくり検証していくという態度が必要です。

私たちの研究分野では、大気で起こっているこのような現象をデータ解析や数値シミュレーション、観測といった手法を有機的に結合させながら、精力的に研究を進めています。